2020年10月にリメイクコミュニティ “atelier HIKITSUGI(アトリエヒキツギ)” が開催した、サステナビリティとアートをテーマとしたマスクデザインコンペの入賞作品28点が、12月いっぱい、東京日本橋の “捨てないファッションの聖地” nuwaste kayaba で展示されています。

マスクデザインコンペについて
今やマスクなしでは生活ができなくなってしまい、もはやマスクは顔の一部に。 雑誌でもマスクコーデ特集が組まれるなど、マスク自体にファッションの一部としてオシャレが求められるようになっていますが、MODALAVAでは、消費量の多いマスクであるからこそ、環境に優しいかどうかも気にするべきではないかと考えます。 MODALAVAが運営するリメイクコミュニティ”atelier HIKITSUGI (アトリエヒキツギ)” では、新品廃棄在庫等を利用したリメイクコンテストを通し、クリエイティビティの力でファッションロス、廃棄問題に立ち向かう活動をしてきました。今回はそのスピンオフ企画として今年の10月に「″エシカル素材″でつくるマスクデザインコンペ」を開催しました。

今回の企画では、「ペットボトルを再生した生地ECOPET®」と、「プリント不備で廃棄を余儀なくされるマスクフィルター」を″エシカル素材″として利用しました。

ECOPET®生地は、ペットボトルをリサイクルして作られる生地。500mlペット800本から、100枚のTシャツ分の生地が生まれ、一般的な焼却廃棄と比べ、36kgのCO2が削減ができます。

新たな石油を使わずに環境負担軽減に貢献しているこの生地を題材に、汎用性のあるデザインで製品化を目指す「商品化部門」と、自由にクリエイティビティを爆発させる「アート部門」でデザイン募集を行い、コンペが行われました。

展示の背景

コンペには、270点の作品がエントリーされました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、予定していたリアルイベントをすべてオンラインへ振り替え、審査も写真審査のみとなりましたが、商品化部門の作品は付け心地や機能性にも配慮されたデザインの数々、アート部門の作品は細部にわたる技術にまでこだわりぬかれた見応えのある作品をお寄せいただきました。

多くの作品に、サステナビリティやファッションの未来への想い、ウィズコロナ・アフターコロナを強く楽しく生き抜いていくというメッセージ性があり、ひとつひとつの作品の背景に心動かされることも多くありました。

一次審査後、オンラインでの一般投票を経て受賞者が11月に決定。参加者の方々の強いメッセージを伝える作品たちを、オンラインでの受賞者発表だけで終わりにすることなく、少しでも多くの方の目に触れるよう、東京日本橋の “捨てないファッションの聖地” nuwaste kayaba で展示させて頂くことになりました。

展示しているのは一次審査を通過した作品の中から、任意で作品を送ってくださったクリエイターの皆さまの作品28点。

審査に携わった”atelier HIKITSUGI” 事務局のメンバーは全ての作品をひとつひとつ写真で見ていましたが、実物は写真より数倍の迫力!
丁寧に施されたディテールやソーイング技術にただただ圧倒されるばかりでした。

MY COLLECTIONS

「これらの作品をできるだけ多くの方に見て頂きたい」、「この感動をみなさんと共有したい」、そのような想いで12月いっぱい展示させて頂いていますので、お近くの方はぜひ足を運んでみてください。

商品化部門の受賞作品は今後ECOPET®を使い受注・販売を行いますので販売開始をどうぞお楽しみに。

より多くの方がこのコロナ時代で戦うためのマスクを装着する度に、少しでも明るい気持ちや希望が湧くワクワクも一緒にに纏えますように。

展示のご案内

■会場:東京都日本橋茅場町2‐11‐5 nuwaste kayaba 1階 (MAP)

https://www.nuwaste.tokyo/

■展示日程:12月12日(土)~12月27日(日)

■nuwaste kayaba 12月営業時間:
月/木:11am-8pm
金/日:11am-6pm

コンテストの概要、受賞作品・一次審査通過作品はこちらからご覧いただけます。